繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、三大都市圏の6月度外食市場動向調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,540人(有効回答数)を対象とした2025年6月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比+34億円の2876億円と2ヶ月連続で前年を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は86.1%で、前月の96.9%か10ポイント以上後退した。外食実施率の19年比は、前月より改善したものの、外食頻度(19年比88.9%)と外食単価(同110.8%)が前月より後退したことで、市場規模の19年比での後退につながった。
 業態別市場規模のうち、食事主体業態・計は19年比92.3%(前月同103.6%)、飲酒主体業態・計は72.9%(86.1%)、軽食主体業態・計は109.0%(98.7%)と、軽食主体業態・計のみ19年比が改善した。
 業態別市場規模は、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比増減+18億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+17億円)等、主要16業態中11業態で前年を上回った。「ファミリーレストラン、回転すし等」(延べ外食回数+32万回/外食単価+84円)、「牛丼、カレー等、一品もの専売業態」(同+111万回/69円)等6業態では、延べ外食回数と外食単価の両方が前年を上回った。19年比では「ファストフード」(134.4%)、「牛丼、カレー等、一品ものの専業業態」(115.1%)等、6業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。ここでも軽食主体業態の好調が目立つ。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:69.1%(前年比+1.6pt) ②外食頻度:3.71回/月(同-0.06回) ③外食単価:2,845円(同+12円) ④外食市場規模:2876億円(同+34億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:69.9%(前年比+2.0pt)、関西圏:68.5%(同+2.1pt)、東海圏:67.2%(同-1.1pt)
②外食頻度…首都圏:3.96回/月(同+0.06回)、関西圏:3.47回/月(同-0.22回)、東海圏:3.16回/月(同-0.21回)
③外食単価…首都圏:2,920円(同+16円)、関西圏:2,844円(同+89円)、東海圏:2,471円(同-196円)
④外食市場規模…首都圏:1851億円(同+90億円)、関西圏:715億円(同-2億円)、東海圏:310億円(同-54億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら