名酒場、ぶらり探訪。~浅草編~

雑誌「男の隠れ家」厳選!
浅草の名酒場、ぶらり探訪。
鉄板グルメと繁盛店で愛され続ける
「サッポロサワー氷彩 1984」
の魅力とは

昼から楽しく呑める店がひしめく浅草エリアは、
今も昔も多くの人で賑わう酒場の聖地。
創業から50年以上愛されてきた名酒場をはじめ、
安くて美味しい居酒屋など、
ついつい暖簾をくぐりたくなるお店がたくさんあります。

そして、そんな浅草の酒場で長く愛され、
呑まれ続けているのが、
「サッポロサワー氷彩 1984」
(以下、「氷彩」と記載)
なのです。

今回は食や文化、旅、酒場などを扱うライフスタイル雑誌「男の隠れ家」の編集者が、
浅草エリアの名酒場を巡り、鉄板メニューと共に「氷彩」がお店やお客様に愛され続ける理由を探りました。

創業61年。
浅草のシンボル的酒場
「福ちゃん」の名物・焼きそばには「氷彩」が合う!

年季の入った店構えから、
美味さを確信してしまう「福ちゃん」。

1955(昭和30)年開業の浅草地下商店街は、地下鉄銀座線の浅草駅と直結する地下街で、現存する日本最古の地下街として知られています。そんな地下街の一際目立つ位置、駅の改札を出たすぐ目の前にお店を構えるのが、1軒目の目的地「福ちゃん」です。

年季の入った看板と象徴的な赤いビールケース。そして通路一帯に立ちこめる焼けたソースのいい香り。仕事帰りのサラリーマンやふらりと立ち寄る外国人観光客。さまざまな人たちが思い思いの席に座り、焼きそばを美味しそうにかき込んでいるのが印象的です。

シンプルながら呑兵衛のツボを
押さえたメニューが並んでいます。

店内にお邪魔して、さっそくメニューを拝見。看板メニューの「鉄板焼きそば」はもちろん、ちょい呑みのアテになりそうな一品料理もいい塩梅に揃っています。

店員の脇田さんに伺えば、一品料理で人気なのは「ギョーザ」や「もつ煮込み」とのこと。そして、よく呑まれているのは生ビールや「氷彩」でつくったレモンサワー。ちなみに、この「氷彩」とは飲食店で長年愛されてきた、知る人ぞ知る樽詰のサワーなのです。

「古い地下街なのでどうしても熱気がこもってしまい、かなり暑くなります。夏なんて外よりも気温が高く感じるかもしれません。なので、氷の入ったレモンサワーは冷たいままグビグビと呑めるので、皆さんよく注文されます」(脇田さん)

「鉄板焼きそば(400円)」に
トッピングの「目玉焼き(100円)」乗せ。
「ギョーザ(400円)」と、
定番の「レモンサワー(450円)」で乾杯!

なるほど確かに。訪れたのは4月末の桜が散った頃ですが、外の世界に比べて2℃ほど体感温度が高く感じます。それならば脇田さんのおすすめに従って、「鉄板焼きそば」に目玉焼きをトッピングして、ギョーザとレモンサワーで乾杯しましょう!

まずはレモンサワーで乾いた喉を潤します。シュワーっと炭酸が爽やかに喉を駆け抜け、「これこれ!」と思わず言ってしまう美味しさ。「氷彩」はワインを蒸留したホワイトブランデー仕立て(※)のまろやかな口当たりのプレーンサワー。シンプルだけど、どんな味にも合う万能的な完成度の高さが魅力なのです。

ホワイトブランデー一部使用。ブランデー香料を使用しホワイトブランデーの味わいを表現しています。

2代目店主の福塚弘さんによれば、1964(昭和39)年の開店以来、ビールやサワーなどお酒のラインナップの中心は、「ずっとサッポロビール一筋」とのこと。

とにかく食事と相性の良い「氷彩」。

話を伺いながら料理もいただきましょう。大胆に目玉焼きの黄身を潰して、焼きそばを一口。桜エビとキャベツ、揚げ玉のみのシンプルな具材ですが、太くてもっちりとした麺との相性は抜群。ソースの香ばしさとよく絡み、シンプルなのに旨みがすごい。

スッキリとした爽快感のあるレモンサワーとのペアリングはバッチリです。焼きそばのシンプルだけど口の中にしっかり余韻を残す旨みに対して、レモンサワーの爽やかな酸味がアクセントとなり、交互に口に入れれば永遠に呑んで食べ続けられる組み合わせ。

レモンサワーを片手にご機嫌です。

そしてギョーザとの相性も良い!餡の具材はキャベツ、ひき肉、ショウガ、ニンニクとシンプルな構成で、じゅわっと口に広がるキャベツの甘さが特徴的です。そして、そこに合わせるレモンサワー。

ぜひ想像してみてください。合わないわけがないでしょう?

手際よく注文ごとに焼きそばを
仕上げていく福塚さん。

「母が始めたこの店を22歳の頃から手伝うようになって長い時間が経ちますが、1984年に登場した頃からサワー系のお酒はずっと「氷彩」です。こってりした味の料理なので、のどごしがサッパリして、ソースの味をリセットする「氷彩」が一番合っているんです」(福塚さん)

創業から61年の福ちゃんの味を
今も変わらず守り続ける2代目店主の福塚さん。
地下鉄を降りてふらりと立ち寄れる「福ちゃん」。浅草の玄関口で61年前から変わらぬ味の焼きそばを、「氷彩」と一緒に、ぜひどうぞ。

お店のデータ情報

福ちゃん

住所 : 東京都台東区浅草1-1-12 浅草地下街
電話 : 03-3844-5224
営業時間 : 11:30 - 21:00
定休日 : 月・土曜

浅草で食す本場の味。
「博多 徳」の絶品九州料理にペアリングしたくなる「氷彩」

浅草の街中にひっそり佇む「博多 徳」。

続いてのお店は、つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩5分。かっぱ橋本通りをちょっと入ったところで店を構えて7年。本格的な九州料理の味が楽しめる「博多 徳」へとやってきました。博多生まれの店主・徳永博史さんが営む、知る人ぞ知る名店。

渋くて上品な店構えに少しだけ気合いを入れて、暖簾をくぐります。カウンター中心のこぢんまりとした味のある店内は、初めての来訪でも「ただいま」と言いたくなるような安心感と、落ち着きがあります。

店内には博多や九州を感じるアイテムが
たくさん溢れている。

「ずっと博多で料理の仕事をしていました。その後、スペインのマドリードで1年ほど暮らして、友人の誘いで東京へ来ました。その友人と一緒にお店をやるつもりだったのですが、結局、自分一人でこの店を持つことになりました」(徳永さん)

東京へ来て10年。「浅草は人も良いし、美味しいお店も多い。お気に入りの町」だと、気さくに笑う徳永さん。優しい笑顔に当初の緊張も吹き飛びます。

早速、そんな徳永さんにおすすめの料理を作っていただきました。

炭火で炙る赤鶏のもも。
美味しい香りの煙に誘われて、お店に来る人も。

訪れたほとんどの人が注文するという「赤鶏もも炭火焼き」と「博多名物 胡麻鯖」、そして「酢もつ」。どれもが九州で愛されている、本格的な郷土料理です。

ついつい、芋焼酎のロックを頼みたくなるラインナップではありますが、今日は徳永さんおすすめの「生搾り 大分県産かぼすサワー」を注文しました。もちろんベースは「氷彩」です。

右から時計回りに、「赤鶏もも炭火焼き(1100円)」、
「博多名物 胡麻鯖(1540円)」、
「生搾り 大分県産かぼすサワー(550円)」、
「酢もつ(550円)」。

まずは炭火で炙った香ばしい「赤鶏もも炭火焼き」をいただきます。弾力のある歯応えと炭の香り、赤鶏の旨みがギュッと詰まった絶品。

たまらず、「氷彩」ベースのかぼすサワーを流し込みます。
「あ〜、うまい!」。大分県の農家から取り寄せる、かぼす果汁をたっぷり使ったかぼすサワーは、旨みの強い九州料理に対する最適解!

一口目で半分ほど飲み干してしまう。
それだけ料理との相性が良い証拠。

あっという間に1杯目を飲み干し、「酢もつ」に合わせて、2杯目はプレーンの「氷彩」を注文。酢の酸味とモツの風味が、ほんのり甘い「氷彩」とマリアージュすることで、さらにコクのある味わいに。

氷彩のプレーンは基本となる味。
甘すぎずクセもなく、どんな料理にも合う味わい。

さらに「胡麻鯖」を一口。ふわりと口の中に広がる胡麻鯖の香りと味わい。鮮度の良い鯖でなければ提供できない一品です。浅草でこれほどレベルの高い胡麻鯖に出会えるとは。

こちらもプレーンの「氷彩」が、胡麻鯖の美味しい余韻を邪魔することなく、すんなりと喉を通っていきます。

店主の徳永博史さん。
手際よく料理を作り、朗らかに笑う気さくさが素敵。
「毎日、お店に出勤したらプレーンの「氷彩」を1杯呑んで気合いを入れています(笑)。それほど、このお酒が好きなんです。うちは九州料理の店なので焼酎もおすすめですが、焼酎は香りが苦手な方も多いので、そういったお客様には「氷彩」をおすすめしています」(徳永さん)

確かに徳永さんの言う通り、芋や麦焼酎との香りが合う九州料理だけれど、驚くほど「氷彩」との相性が良かったことも事実。

どんな料理にでも合わせられるオールマイティさが、「氷彩」が繁盛店で選ばれるポイントなのでしょう。皆さんもご自身の舌でぜひ一度、確かめてください。

お店のデータ情報

博多 徳

住所 : 東京都台東区西浅草2-25-7
電話 : 03-5830-1577
営業時間 : 18:00 - 3:00(L.O. 2:30)
定休日 : 月曜

長年、皆に愛されるTHE浅草酒場「とん平」で
多彩な味わいの「氷彩」を!

昼から観光客で賑わう人気のお店「とん平」。

浅草の酒場巡りも3軒目。浅草呑みの代名詞的に店が連なるハシゴ酒の聖地にある「とん平」さんは、2004年創業の人気店です。ご覧の通り平日の昼間から、お店は大賑わい。

店員さんの案内で店内のテーブル席に座り、まずは活気あるお店の雰囲気を堪能します。有名人のサインも多く、たくさんのお店がひしめくこのエリア一帯で、押しも押されもせぬ人気店であることは一目瞭然です。

店員さんもお客さんも、みんな元気で楽しそう。

美味しい酒と肴を堪能するため、早速、店長の三澤大智さんとお話ししながらメニューを決めましょう。

「お店の一押しメニューは、牛スジ煮込みとキムチポッカです。キムチポッカは豚肉とキムチ、豆腐をじっくり煮込んだ看板メニューなんですよ。お酒にとってもよく合います!」(三澤さん)

さらに合わせるお酒は何がいいか聞いてみると、「どんなお酒も合うと思いますが、せっかくなら「氷彩」をトマトジュースで割った、トマトサワーはいかがですか?」とのこと。

ビールをトマトジュースで割るレッドアイは有名ですが、「氷彩」をトマトジュースで割るのもきっと美味しいはず。トマトジュースはビタミンが豊富で、なんだか体にも優しそう。

氷彩ベースのトマトサワー。
とん平のサワー類はすべて「氷彩」で作る。

待つこと数分、あっという間に提供された料理とお酒に感動します。こういうお店はスピードも大切。最初の乾杯は待たずにしたいですものね。

そんなトマトサワーと一緒にいただくのは、三澤さんのおすすめ「キムチポッカ」。キムチのピリ辛がアクセントとなり、豚肉や豆腐の甘さが引き立つ絶品料理。確かにお酒のお供に最高です。

そんなガツンとインパクトのある味を、トマトサワーがサッパリと流していくのです。意外なほど料理によく合いますね。

キムチポッカの豚肉は厚めなのにしっとりホロホロ。
豆腐にもよく味が染みています。

グレープフルーツサワーやシークァーサーサワー、あんずサワーなどなど、とん平さんはサワーの種類がとっても多い。2杯目には「男梅」シロップを「氷彩」で割った、男梅サワーを注文してみました。

そして、時間をかけて丁寧に煮込まれた「牛スジ煮込み」もいただきます。柔らかくて歯切れの良い牛スジ肉と、出汁の美味しさに感動します。濃いめでしっかりした味わいを、「氷彩」でつくるサワーが優しく包み込むように口の中でマリアージュ。

左から時計回りに、「牛スジ煮込み(700円)」、
「氷彩」をベースにした「男梅サワー(600円)」、
「キムチポッカ(小/700円)。」

「「氷彩」はプレーンの味わいが甘すぎずスッキリしているので、濃い味付けや、揚げ物の油を流してくれます。シンプルに美味しいし、重たく感じないので僕もついつい何杯も呑んでしまいます。うちのお店では女性のお客様に特に人気です」(三澤さん)

店長の三澤大智さん。手際よく料理も接客もこなす。

あらためて店内を見渡せば、仲間や友達と肩を寄せ合い、美味しいお酒と料理で盛り上がるお客さんばかり。そんな人たちの手元のグラスを見て、日常の喜びや楽しみに寄り添う「氷彩」の文字に、思わず感動したのでした。

お店のデータ情報

とん平

住所 : 東京都台東区浅草2-3-17
電話 : 03-3845-2626
営業時間 : 平日12:00 - 23:00、
土曜10:30 - 23:00、
日祝10:30 - 22:00
定休日 : 水曜

どんな料理とも相性抜群!
サッポロサワー「氷彩」の定番力に乾杯!

サッポロビールの提灯が安心感をもたらしてくれます。

今回、浅草で人気の酒場を巡り「氷彩」を呑み歩きました。どのお店にも共通して言えることは、お店の方達がみんな「氷彩」を愛しているということ。

大切なお客様に提供するものだからこそ、自分たちが“美味しい”と思うものを揃えたい。お話しを聞くたびに、その想いがひしひしと伝わってきました。

繁盛店の心強い相棒。「氷彩」の樽が輝いています。

「氷彩」が繁盛店に愛される理由は、どんな料理の邪魔もせず、それどころか料理の美味しさを引き立てる。「氷彩」の軽やかだけど奥深く、充足感のある味わいがポイントなのでしょう。

皆さん口々に「プレーンの味がとても美味しい」と言っていた通り、レモンやグレープフルーツなど、ほかの味を足さずとも成り立つ「氷彩」の美味しさに宿る底力には、本当に驚きました。

あまりの美味しさに、感動を噛み締めています。

これまではお店でしか味わえなかった「氷彩」は、今年2月から「サッポロサワー 氷彩1984」として、RTD/RTS(※)として全国で販売しています。

プレーンのままでも良し、自分好みにアレンジしても良し。ぜひ一度、ご自宅でもお試しくださいね。

(注1)Ready to Drink の略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料。
(注2)Ready to Serve の略。氷やソーダなどで割るだけで楽しめるお酒。

text◎田村巴(男の隠れ家) photo◎野村雄治